ハンドルロック故障?(2021年6月13日)

このラビットのハンドルロックはここ。メインキーを反時計回りに90°回すと施錠できる。でもこの個体では、キーが反時計回りには全く回らない。本来ならキーを回すと、このポッチがニョキッと出てきてフレームの穴にはまり込むためハンドルがその位置で固定されるのだが。

小ねじを外すと簡単に外れた。

電気接点部とハンドルロック部が分離された。キーはこの写真の奥側から手前側に差し込まれる位置関係だ。キーを回転させると、左側の部品の中央にある金属部品が回転する。するとそれに勘合している右側の中央が回転することになる。右側の部品は更に分解すると・・

こうなる。キーを回転させると、中央の穴にはめ込まれている上側の部品の外筒が回転する。

内筒が本来ならフレームの穴に入り込むポッチになるのだが、その内筒は外筒とこのように組み込まれている。内筒に差し込まれている棒は下の部品の鍵穴に嵌まって固定されているので、外筒が回転すると、内筒がニョキッと出っ張ってくるという仕組みだ。なるほど。この部品群を洗浄しグリースを差すと、この部品単体ではきちんと機能するようになった。ここはOK。

しかし、フレームの穴に入らないのだ。ニョキッと出てきても。なんだこれ。

理解不能である。

もともと使われていたのだから、途中から入らなくなってしまったというのであれば、その原因は金属の変形やバリによるもの?と想定し確認するが、そんな感じではない。でも、ここで少し気になったのは、このスイッチ本体の取り付け状態。ここはビス3本で止っているのだが、そのうち1本が途中までしか入っていなかった。ねじ穴が痛んでいたのか、ねじ込まれて途中で止っている状態。以前に取り付けしようとしてしっかり取り付けられなかったものと推測される。

ということは、このスイッチ本体は別車両からの流用???となれば、若干の寸法違いでポッチがフレームに入らないということはあり得るかも。真相はよく分からない。まあ、いずせにせよ直さないといけないのだが、フレームの穴を広げるのは頂けない。

なので、ポッチの方を少々削ることにする。ボール盤で加えて、布やすりで研磨したが手間がかかる割には寸法に変化が出ないので、やすりで少々研削することにした。そして程なく、わずか0.1ミリ行くか行かないか程度の寸法減に成功。

めでたくロックがかかるようになった。これで安心だ。

でも、キーを抜こうとすると、うん?抜けない~。ありゃ、困った、とガチャガチャやっていると抜ける。

フレームの穴との干渉でないことは既に確認しているので、キー内部構造の摩耗か何かで動作が渋くなっているのかなと思い、給油。でも状態変わらない。なんだこれ~。ロックする度にキーをガチャガチャするのは面倒くさいし、そのうちキーが摩滅したり金属疲労で破断したりする恐れがある。どうにかならないかなとあれこれ試してみると・・・

ハンドルロックするこの位置から更に左手人差し指で差している方向にグイッとちからを入れると、なんとキーがするっと抜けるではないか。なるほど、キーの内部構造上、そうしないとキーの面が揃わないんだな。しかし、そんな設計しないでよ、という感じだ。製作誤差だろうか。まあ昔の製品だから仕方が無いのかもしれない。

いずれにせよ、そういうコツをつかめたので、今後はスムーズにハンドルロックが使える様になったので喜ばしい限り。

 

しかし、ボクサーパンツは写真には不要だった笑。私は、自分の下着類は洗濯後ほぼ全て布ウエスとして再利用しているのである。油や汚れを良く拭き取れるから重宝するのだ。

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