No.4キャブからのオーバーフロー修理(2021年2月14日)

このエアクリーナーボックスにガソリンが流入していて、ポタポタとエンジンを伝って滴っていた。

最初はどこから来ているのだろうと思っていたが、どうやらNO.4キャブから流れてきているということが分かってきた。

エアクリーナーボックスの内部を撮影したもの。この写真の右上側からガソリンがじわりと染みてくるのだ。丁度NO.4キャブの方向から。オーバーフローの場合、ドレンチューブから滴ると思うのだが、それが詰まっていたりしているのだろうか。よく分からないが、ネットで調べてみると、エアクリにガソリンが溢れてくる機種もあるとのこと。

 

そういえば、以前からNo.4キャブはオーバーフローを繰り返していた。そういえば、このZ1を購入したときからオーバーフローは時々やらかしていた様な気がする。このキャブ、フロートバルブをすりあわせたりして直してきたが、やはり密着不良は修正困難ということだろうか。一応、フロートバルブの新品は以前に入手済だったので、今回NO.4のみ交換を試みてみた。

NO.4キャブであればフロート室は在姿のままで整備可能だ。フロートカバーを外して、フロートを取り外す。

ピンを抜いて、と。

新旧のフロートバルブとバルブシート。

さすがに新品は光っている。こういう部品がいまでも供給されているのは有り難い。1個1000円だけど。

新品のバルブシートを取り付ける。気持ち良いな。新品は。

フロートピンを入れる。奥側にピンを押し出していたので、取り付ける際には逆に手前側に引かないといけない。こういうときにこういう工具が重宝する。これはZ1のマフラーバッフルを取り外すために自作したもの。工具の先っぽは引っかけられるように加工している。手前側はプレートを取り付けていて、このプレートを手前側にプラハンで少しづつ叩くとピンが上手い具合に手前に刺さってくる。この作業無理にすると、フロートピンの支柱を破損してしまうので慎重に。

 

そして、カバーを取り付けてガソリンコックをonにすると・・・、めでたし、オーバーフローが解消した。これまでNo.4のオーバーフローには時折悩まされていたので、これで一件落着と行きたいところだ。

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