車両を受け取ったときから点灯しない左ウィンカー。確認すると、単に球切れだ。でも、こんな電球使われている!
今や車のルームランプくらいにしか使われていないのでは。ならば折角なので、LED化してしまおう。白熱電球の暖かさも良いけどな。
ウィンカーが付いているハンドルカバーの裏側。
それにしても錆が凄い。メーター取り付け金具はこのまま行けば朽ち果てるだろう。今のところまだ金具として機能してるけど。
このような外から見えない小さい部品の錆を徹底的に落とすほどのモチベーションは残念ながら今回の整備においては持ち合わせてないので、ワイヤブラシで浮き錆を落とした後に黒錆転換剤を塗布しておく。これお手軽で便利。
メーター内のチャージランプのマイナスはメーターのケース⇒端子⇒①⇒メーター取り付け金具⇒②⇒ハンドルカバー⇒バックミラー取り付けボルトナット⇒ハンドル⇒???(解明中)⇒バッテリー(-端子)となっているので、黒錆転換剤による①と②の導通不良を防ぐため、念のためここの短絡線を配線しておいた。
さて、ウィンカーをLEDにすると、ノーマルのウィンカーリレーは機能しない。LEDの電流値は今回の製品では0.15A程なので、正規の電球の0.8Aと比較して1/6程度。ウィンカーリレーを動作させられない。貴重な純正ウィンカーリレー。これ、内部に熱電線が入っていて、規定の電流値の場合、その発熱と放熱によって接点開閉を繰り返すという昔ながらの造り。極めてアナログで興味深い構造なのだが、今回退役して頂くことにする。よく見ると、平型端子と電線の圧着部は半田付けされている。へー、昔はこんな丁寧な造りしていたんだなと。圧着の信頼性が低かったのだろうか?
代わりに取り付けたICウィンカーリレー。数百円の安物。これは電流値によらず時素で動作するタイプなので、前のウィンカーはLED、後ろは電球のまま、でも問題なくきちんと正しい周期で点滅させてくれる。動作試験したところ問題なしなのでOK。とりあえずタイラップで仮止めしておく。いずれ、元々の取り付けビス穴を使ってしっかりとステーで固定できるようにしよう。そしてそのうち後ろもLEDにしよう。安全のため灯火類は明るい方が良い。