配線を束ねているビニルテープの粘着が外れ、取り除こうとするとどこまでも外れていく。
ほどほどのところでやめにして、新品の配線テープで保護していく。こういう狭いところのテーピングは、ボルトにあらかじめ巻き付けておいて、そのボルトをくるくると回しながら貼り付けていくと作業がやりやすい。また、雨水は上から下に流れるので、テープは下から上に向けて巻いていく。そうすることで重ね部分で、上側は下側に被さるようになる。要は被さっている隙間から水が染みこむことを防ぐことが出来るのだ。これ逆にすると、染みこみやすくなる。
スロットルが渋かったけど、掃除してグリスアップすると良い感じに。錆びて摺動抵抗が大きくなっていただけ。各ワイヤーは内部で固着も無くスムーズな動きだったが、潤滑スプレーで内部に少々給油しておく。それにしても面白い構造しているなー。
センターシールドを外すと現れるフレーム。まあ綺麗な方なのかな。50年間の錆だろうから。真鍮ブラシで表面の浮き錆をできる限り落としておく。黒錆転換剤でも塗ろうかな。
ブレーキランプはリアにしか付いていない。当時の法規制ではこれでオッケーだったのだろう。
そのランプが固着して動かないので潤滑スプレーを吹き付けてしばらく放置してると、程なく固着が解けて、機能回復。動作時にちゃんとブレーキランプが点灯して大喜び。まあ、普通は点灯するんだけど、それだけでも喜ばしい。普通に機能するということは有り難い。
リアブレーキペダル周りの錆も相当なもの。せっせと錆落としし、潤滑スプレーで錆の進行を止めておく。ワイヤー自体は綺麗だし、まだ当分は使えそうだ。
エア取り入れ口のゴムやらスポンジやらが酷い状態。経年でボロボロだ。
まずは手でできる限り取り除き、最後はスクレーパーで剥がす。元は弾性素材なんだろうが、もはやカチカチである。
このあたりはホームセンターで適当に部品を入手して、綺麗に。